社内合宿コンテンツを見直す重要性

社内合宿コンテンツ

先日、ある経営者から、「会社でこういった目的で合宿をやるんだけど、何か良いコンテンツを提供してもらえないかな?」と相談を頂く。

実はこのように合宿で何かやってもらえないかな?という相談は、今回に始まったことではなく、これまでもチラホラと相談を頂いていた。(これには去年の秋から「企業向けレクリエーション」を提供をしていることをお伝えしていたので、その上での相談ではあったと多分に考えられるが。)

そもそも合宿というと誰でも楽しめるアクティビティや運動会、または団体ツアー旅行のようなもの企画が中心になりがちではないだろうか。さらに夜になると宴会があり、若手が用意した出し物がセットとなっているのがお決まりパターンのように思われる。

ただ最近では、「忘年会スルー」という言葉があるように、あまりこうした会社行事に積極的になれない事情や考え方の人が増えてきているのも事実なのだろう。

それは多様性という言葉に現れるように価値観の違い、そして、働き方の多様化などにより、これまでのやり方は求められていないどころか嫌われるやり方になってきていることの現れなのかもしれない。

会社と個人が求めていることが合致するコンテンツ

とはいえ社員から見れば、会社が用意しているイベントや行事には、半ば強制的に参加しなくてはいけないもの。それがお金という対価をもらう「仕事」だからだ。ただ飲み会だって行ってみれば楽しかったり、何気ない一言の会話で、翌日からの仕事を助けてもらえる関係になることだってあるから実は活用の仕方だったりする。

そもそも会社側は、業務がうまく回るために用意していて、コミュニケーションの取りやすい環境作りや、会社・個人の目標に対して一人ひとりが自律的に行動して達成できるようにしたいと願って取り組んでいることが大半のはずだ。

だから単純に、社員が参加したい、シンプルに社員側もこの時間を活用したいと思える場を提供できるかがポイントなのだと思う。

そうした1つとして、相談いただいた方の中には、ウェルビーイングを合宿のコンテンツで取り入れた会社もある。

ガイアックスグループでは、毎年夏に合宿を行っています。ただ、組織が拡大し、複数の会社で構成されるグループ会社になってくると、誰でも楽しめるアクティビティや運動会などの企画が中心となってきました。

しかし、一方で、自分自身や自分の人生に向き合い、内省したり、理解を深めたり、さらにそれを他の人と話せるような機会を作りたいと思っていました。
参照:社員総会及び合宿研修「Gaiax Retreat. Rediscover. Refocus.」実施報告!!

合宿の時間で、自分の人生についても向き合うのかと思うかもしれないが、会社がやりたいこと(ミッション)と社員のやりたいことが重なる部分で働き合う関係を目指していく。それが重なったところで働きあえれば結果として業績など数字にも返ってくるから理には適っている。

やりたいこと

つまりこうした相談の背景には、会社も社員も共に望む方向へ進むための「合宿」や「社内行事」といったコンテンツの見直しが求められていることの表れかもしれない。

そんな未来を想像しながら、会社で行われている合宿や飲み会の話に戻ると、これらは若手が主導になることが多く、そのやり方は先輩から引き継がれていることもあるため、目的も内容もこれまでと同じままで進めてしまいがちな気がする。
それこそ時代は令和になっても、昭和や平成のころと同じことをしていることも多いのではないか。

リモートワークも当たり前になってくると、ますます社員同士が集まる機会は貴重となるため、会社にとっても社員にとっても未来につながる時間にするべきもの。そのためにも合宿という時間では、社員が興味を持ちそうなコンテンツを考えて、用意することはますます大事になっていくのだろうな。
と、相談をいただく中で考えたことをまとめてみました。

本記事で触れているような「合宿や社内イベントのレクリエーション」を提供しています。また本や映画といった慣れ親しんた楽しみを活かした様々なイベントも開催しています。よろしければ、ぜひチェックしてみてください。